わいのっと!?

強迫性障害を持ってから15年、留学やバックパック旅まで出来てるようになりました。

「頭ではわかっているのに不安が消えない」人へ

大丈夫だと頭ではわかるのに、どうしても不安で日常生活がままならない。

そう感じている皆さんへ。

今回はあなたを苦しめている不安の正体がわからない皆さんへの参考になればいいと思って書きます。


不安になるけど、気にしないで済む人や仕事や学校の時間が来れば忘れられる人は大丈夫です。
へぇー、くらいで読み流してください。

不安と恐怖で頭がいっぱいになって、どうしようもない人。
そして、なぜそんなことが起きているかがわからない人へ。



強迫性障害という障害があります。

みんな多かれ少なかれ不安は感じて生きています。
しかし、強迫性障害の特徴は以下の2点。

・頭では「問題ない」とか「バカらしい」と思っているのに、不安が頭を支配してしまう。
・それのせいで生活に支障が出ている

ピンと来た人は、強迫性障害という障害がある事を知っておいてください。

あ、もちろんあなたが強迫性障害です!と言いたいのではありません。

自分の状態が何なのか頭を抱える人へ、1つの参考になればいいと思ってのことです。

強迫性障害とは

強迫性障害は一種の精神障害です。
英語名はOCD (Obsessive Compulsive Disorder)
主な症状は強迫観念と強迫行動。

強迫観念:ある感情が自分の意思とは関係なく頭にこびりついて離れない状態
強迫行動:強迫観念を取り除くために何度も何度もしてしまう行動。


難しい言葉がならんでますね。

簡単な例を。


強迫観念 → 手が汚れたかもしれないと強い不安にかられる
強迫行為 → 何度も手を洗う


強迫性障害の人は、この不安がどうしたって頭いっぱいにこびりつきます。
自分が何かに感染しちゃうのではないか、くらいの不安を感じます。

大袈裟じゃなく。

ひたすら手を洗います。

洗い終わった瞬間に、ふと「また汚れたかもしれない」と思います。
そして死ぬのではないかと思って、何度も何度も洗います。本気で。

さらに個性的なのが、この強迫観念と強迫行為、本人も頭では「汚れなんてついていない」「もう手は綺麗だ」と理解している点。

問題がないことを理解しているのに、不安や焦りが頭を支配する。

この矛盾状態に陥っているのが、最大の特徴です。


汚れてない物の汚れを探す

綺麗な手を綺麗になるまで洗う


なかなかゴールが見えず、憔悴しきってしまいます。


僕自身も強迫性障害です。

僕は15歳の時から16年の間、強迫性障害を患ってきました。

いつの頃からか「問題ないってわかっているのに、すっごく不安!!」と思うようになりました。

「手を洗ったはずなのに、何かに感染するかもしれない」とか。
「もしかしたら手を洗った直後に誰かが汚れを飛ばしてきたかもしれない」とかw

汚れを飛ばすってなんだよw
論理的に考えればそんな事が起こりようもないのに。
万が一、いや億が一の様な可能性に注目してはビクビクしていました。

明らかに普通じゃないと自分でもわかってて、でも消せない不安。
頭ではおかしいとわかってるから、人に聞く事もできない。
何年か苦しんだ後に、本を読んだりネットで調べて判断しました。

ネット検索結果

「手を洗うのが止められない

大丈夫だとわかっているのに、不安が頭を支配する」

⇒「それは強迫性障害の可能性が高い

こ れ だ 。


神経症の中でも比較的メジャーらしく、調べ始めたらすぐに見つかりました。

様々な例が載っていたのですが、どれもこれも当てはまる当てはまる。

これで原因がわかって、少しホッとしました。

あなたが強迫性障害だと言いたいのではありません

ここまで読んで、私は強迫性障害かも!と思った人もいるかもしれません。

ちょっと待って!
まずはその不安をやり過ごせるならやり過ごしてください。
それができれば、多分「心配性」なんだと思います。

僕の体験を話すと、よく「私もそれかも!鍵かけか不安になって何回も確認する」とか言われます。

とてもグレーな線引きだと思うのですが、強迫性障害は「確実に大丈夫だ!!と理解していても、不安と恐怖で身動きが取れなくなる」というのがポイントです。
単に不安なのとは、ちょっと違います。

僕の場合、鍵がかかっていることはわかっているのに不安で100回ドアノブをガチャガチャし、挙句に鍵の建てつけを悪くしたことがあります。


病気のことを調べると、自分もそうかもなんて思いがちですが、あまり気にしないでくださいね。

ハンドソープ一本を一回の手洗いで使い切る
確認しすぎてドアノブ壊す

このくらいでなければ、忘れましょ。

説明を読んでいるうちに「私そういうところあるかも」と思う人もいると思います。
ですが「そうかも」くらいの気持ちならやり過ごせると思います。

運動したりして忘れてください。


今回は、自分が不安の正体が分からずに苦しんでいる人へのヒントのつもりで書きました。